Dell Chromebook 11 を手に入れたのですが、古い機種だとLinuxやAndroidアプリのインストールができないようなので、chrxを使ってパーティーションを切り、ネイティブな(仮想環境でない)Linuxをインストールしました。
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1.Chromebookをデベロッパーモードにする
※これを実行するとローカルのデータが消えます。ほぼほぼクラウドに置いてあると思いますが、ダウンロードフォルダなどになにか入ってる場合はバックアップを取りましょう。
一度電源を切り、Esc + F3 + 電源ボタンを同時押しで起動します。

この画面になるので、日本語にしたい場合はカーソルキーで言語を切り替えます。
次に進むときはCtr + D

この画面もCtr + Dで進みます。Spaceキーを押してしまうとデベロッパーモードになりません。
暫く待つと、ChromeOSの初期設定画面が始まるので、初期設定を済ませてください。
2.Shellを起動、chrxでLinuxをインストール
ChromeOSが起動したら、Ctr + Alt + T を押してターミナルを立ち上げます。
shell と入力すれば Bash が立ち上がるので、
を参考に
cd ; curl -Os https://chrx.org/go && sh go
と入力します。デフォルトだとChromeに最適化されたUbuntu派生のGalliumがインストールされますが、 -d オプションでUbuntu、Lubuntu 等々設定できるので、生なUbuntuを入れたい方はオプションも入力してください。
ここでchronのパスワードを求められますが、デフォルトはなしかpasswordらしいです。僕はまったくわからなかったので下記記事を参考にパスワードを設定しました。

ChromeOSでsudoのパスワードがわからないときの対応 - Qiita
croutonを使ってUbuntuをインストールしようとしたら、sudoでパスワードを聞かれて知らんがなとなったのでメモ。
Ctrl + Alt + F2で管理者用のターミナルに入れる。F2はキーボード最上段の→(進む)キー。
...
パーティーションのサイズを聞かれるのでGB単位で入力してEnter、再起動されるので再びCtr + DでChromeOSを立ち上げてもう一度上記コマンドを実行
次はインストールしていいかきかれるのでEnterを押せばインストールが始まります。
3.Linuxの起動
インストールが終わるとrebootがかかるので、今度はCtr + D を押していた画面でCtr + Lを押すとLinuxが起動します。
デフォルトのユーザー名とパスワードは特になにも設定していなければchrc chrxです。
これでChrome OSとLinuxのデュアルブート環境の構築が完了しました。
Ubuntuなのでaptパッケージ管理システムの使えますし、VScodeのサイトで配布されているdedインストーラーからインストールもできました。
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